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Space Shuttle (スペースシャトル)


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Movie STS

スペースシャトル(Space Shuttle)は、アメリカ合衆国のNASAが宇宙輸送システム(Space Transportation System, STS)の一環として、有人宇宙飛行のために使用していた宇宙船である。

概要
初飛行は1981年、二回目の飛行は1982年で、2011年7月の135回目の飛行をもって退役した。主な使用目的は、数々の人工衛星や宇宙探査機の打ち上げ、宇宙空間における科学実験、国際宇宙ステーション(International Space Station, ISS)の建設などである。シャトルはNASAだけでなく、国防総省、欧州宇宙機関、ドイツなどの軌道実験にも使用されてきた。STSの開発とシャトルの飛行は、アメリカの資金によって行われた。
シャトルには全体でおよそ250万個もの部品が使われており、人間がこれまでに製造した中で最も複雑な機械であると言われている。

発射時には、全体はオレンジ色の外部燃料タンク(External Tank, ET) 、2本の白色で細長い固体燃料補助ロケット(Solid Rocket Boosters, SRB)、そして宇宙飛行士と貨物を搭載する軌道船によって構成される。
搭載物はSTSのために開発された2種類の補助ロケット(1段目はPAM、2段目はIUSと呼ばれる)を使ってさらに高い軌道に乗せることができる。

シャトルは通常のロケットと同じように、発射台からは垂直に離陸する。その際の推力を発揮するのは2本のSRBと3機のメイン・エンジン(Space Shuttle Main Engine, SSME)で、SSMEの燃料の液体水素と酸化剤の液体酸素は外部燃料タンクから供給される。上昇の手順は、すべてのロケットが噴射される第一段階とSSMEだけで推進される第二段階に分かれていて、発射からおよそ2分後にSRBは切り離され、パラシュートで海に着水し再使用のため船で回収される。機体はその後も上昇を続け、軌道に到達するとSSMEが燃焼を停止してETが切り離される。
タンクは通常は大気圏に再突入して空気抵抗と熱によって消滅するが、様々な用途に使用することは可能である。軌道船はその後さらに軌道操縦システム(Orbital Maneuvering System, OMS)を噴射して、目標の軌道へと向かう。

軌道船は飛行士や宇宙ステーションの建設資材などを、地球周回低軌道や大気圏上層部、さらに熱圏などに運ぶことができる。通常は5名から7名の飛行士が搭乗するが、最も初期の頃に行われた4回の試験飛行(STS-1からSTS-4)のように機長と操縦士の2名だけで飛行することも可能である。シャトルが持つ従来の宇宙船とは際だって違う特徴の一つに、胴体部分のほとんどを占める貨物搭載室と、そこを覆うドアがある。
これによってハッブル宇宙望遠鏡のような大きな搭載物を軌道に投入したり、逆に軌道上で衛星を回収して地球に持ち帰ったりすることができるようになっている。

任務が終了すると、軌道船はOMSを逆噴射して速度を落とし大気圏に再突入する。降下している間、シャトルは大気の様々な層を通過し、主に空気抵抗によって極超音速状態から機体を減速させる。大気圏下層部に到達し着陸態勢に入ると姿勢制御用ロケット(Reaction Control System, RCS)を使用してグライダーのように飛行し、フライ・バイ・ワイヤ方式の操縦系統で油圧によって動翼を制御する。着陸の際には、長い滑走路が必要とされる。
シャトルの形態は、帰還時に旅客機のような低速飛行と極超音速飛行をしなければならないという二律背反する要求を満たすために作られた妥協の産物で、その結果として軌道船は着陸寸前に普通の航空機には見られないような高い降下率を経験することになる。またその際、動翼は界面の圧力が低くなりすぎてほとんど効かなくなるため、機体の制御はもっぱらRCSによって行う。

Space Shuttle (スペースシャトル) : Picture

スペースシャトル エンデバー打ち上げの画像 スペースシャトル打ち上げの画像
スペースシャトル エンデバー打ち上げ
1993/1/1
(C) NASA
スペースシャトル打ち上げ
1996/1/1
(C) NASA
STS-125 スペースシャトル アトランティスの画像 STS-125 シャトル輸送機で運ばれるアトランティス号の画像
STS-125 スペースシャトル アトランティス
2009/3/31
(C) NASA
STS-125 シャトル輸送機で運ばれるアトランティス号
2009/6/1
(C) NASA
スペースシャトルのエンジンの画像 スペースシャトルのエンジンの画像
スペースシャトルのエンジン 1979/1/1
(C) NASA
スペースシャトルのエンジン 2009/5/1
(C) NASA

Space Shuttle (スペースシャトル) : Movie

SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第138号
2011年7月9日午前0時29分(日本時間)、最後のスペースシャトルミッションとなるスペースシャトル「アトランティス号」(STS-135)がNASAケネディ宇宙センターから国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられました。
今回は30年にわたり有人宇宙開発を支えてきたスペースシャトルの歴史をダイジェストで振り返ります。
またISS長期滞在中の古川聡宇宙飛行士の最新情報もお届けします。
野口宇宙飛行士が翔んだ!STS-114
野口宇宙飛行士本人が紹介する「STS-114ミッション」での様々な活躍の記録。
2005年7月26日に打ち上げられたスペースシャトル「ディスカバリー号」。コロンビア事故以来、2年半ぶりとなる今回の飛行は、今後の宇宙開発を見極める上で非常に重要なミッションでした。今回、STS-114ミッションに搭乗したJAXAの野口聡一宇宙飛行士は船外活動をはじめ様々な任務にあたりました。8月9日に帰還するまでのSTS-114ミッションにおける活躍の数々を野口宇宙飛行士本人のお話でご紹介いたします。
Space Shuttle An Idea Born in Unsettled Times
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スペースシャトル  
名前 備考
エンタープライズ  
コロンビア  
チャレンジャー  
ディスカバリー  
アトランティス  
エンデバー  
宇宙輸送システム(Space Transportation System, STS)
STS-1 1981年4月12日、コロンビア、宇宙空間への初飛行(STS-1)
STS-135 2011年7月8日、アトランティス、スペースシャトル計画最後の飛行(STS-135)
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All Images (C) NASA
「ウィキペディア(wikipedia):フリー百科事典」より文章引用。
スペースシャトル. (2011, October 17). In Wikipedia. Retrieved October 28, 2011, from //ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%88%E3%83%AB&oldid=39652077
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